言葉の選び方

言葉の選び方ひとつで

人に与える印象が変わります。

といっても

これからお話しするのは、

言葉ひとつで、それを聞く相手を

深く傷つけることもあるし、

優しく包み込むこともあります

みたいな

美しい話ではありません。

()

アイロン掛けをするときは、たいてい

のようにテレビをつけています。

とはいえ、時は

ちらっと画面を見ることがあります。

あるとき

画面の中では、どこかのレストランかな

とにかく、何かの食レポをしていました。

芸能人として存じ上げる方が

レポートしていたのですけれど

うまー!

旨い美味しいを

その人なりの感動を込めて

発せられた言葉なんでしょうね。

でも

その瞬間、私は

アイロンを手に、思わず

汚いっ!

と、

声を出して言ってしまっていました。

だってね

あここからちょっと閲覧注意かも。

覚悟して読んでいただくか、

想像力豊かな方はここで引き返していただくか

m()m

だってね

口の中が丸見えだったんだもの。

Y(、)Y

食レポではありがちなことなんですけど、

レポートする食べ物を口に入れて、

充分に咀嚼して嚥下する前に

何か言わなきゃいけないと思うのか、

何か言っちゃうんですね。

そのときに

おいしいとうま!とでは、

ちょっとだけ事情が違ってくるんです。

うまいと最後まで言うときでも、

うまいはまにアクセントが置かれがちです。

うまーいになりやすい、ということです。

石ちゃんのまいうーならまだいいんですけど、

うまーいはダメなんです。

というのも

あの段の口がダメなんです。

一般的に、あの段は

他の段より口が大きく開くから。

しかも

下向き加減に開くおの段と違って、

あの段は、前向き上向きなんです。

おいしいは、いいんです。

本当は嫌ですが、まだいいんです。

おいしいと言うとき、

おいしい!と短く言い切っても、

おいし〜〜〜いと言っても、

強調はいの段にあります。

いの段の音を発するとき、

たいてい人の口は、横に細く開いています。

って

どうして私はこんなことを

延と語っているんでしょうね。

とにかく

嫌だったのよあの番組が。

あの食レポのあのシーンが。

食レポのときは、

咀嚼する間の沈黙を許しましょうよ。

沈黙の中でも、

表情で伝えられるものもあるんだし。

()

しばらくは

あの残像に苦しみそうです。

Y(、)Y

結局あのお方は

何を召し上がっていたんでしょう?

それすらわからないままでした。

。(lll)