東京優駿大予想

競馬界の一年は日本ダービーを基礎にして回っているとは良く言われますが、2歳新馬戦がダービー翌週からスタートするようになって、その傾向が一層強くなっている印象。

今年のダービーは、クラシックシーズン開始前には、2歳重賞を連勝したブレスジャーニーが故障でリタイヤし、主役不在の大混戦。混戦模様の皐月賞が王道トライアルでない別路線組のワンツーとなり、しかもレースレコード。合わせてダービーの両トライアルを強い勝ち方をした馬がおり、今年はレベル自体は決して低くないが、混戦の度合いはさらに深くなった印象。ダービーにはいろんなジンクスがあるが、そのジンクスが、何か変わりそうな予感がする。

◎アドミラブルは新馬戦で敗退した後、喉なりの悪化から手術に踏み切り、本来はその時点でクラシックはアウト。しかしながら手術後復帰緒戦の3月の未勝利戦で芝1800m1:45:8という今年の新馬・未勝利の最速タイムで優勝し、そこからアザレア賞、青葉賞と連勝でダービーに間に合った。特に青葉賞が圧巻で走破時計2:23:6の青葉賞レコード。デムーロが皐月2着のペルシアンナイトを袖にしたほどの素質馬で、「青葉賞組は二着まで」のジンクスを破って音無厩舎にダービー初制覇をもたらしそう。

○サトノアーサーはデビュー以来4戦2勝の重賞2着2回。勝ち切れないレースが続いていたが、きさらぎ賞は道悪に苦しみ、毎日杯は先を見据えて後方待機に徹した結果、この後皐月賞を制したアルアインに半馬身及ばずの2着。血統上は2000mぐらいが良く、去年のサトノダイヤモンドに比べるとまだまだ粗削りで成長途上だが、レースぶりや使っている脚を見ると、高速馬場の芝2400mに魅力を感じる。昨年の雪辱を、昨年のダービージョッキーが果たすか。

▲レイデオロはホープフルS以来の皐月賞が完全に直線だけの競馬で5着入賞。明らかにトライアル仕様の競馬で最後は馬群を割って目立った脚を使っており、全てがダービーへの布石と感じた。藤澤和厩舎は過去シンボリクリスエスゼンノロブロイという名馬で青葉賞→ダービーのローテを取りながらいずれも2着惜敗。その経験を生かしての皐月賞をトライアルとした挑戦だけに、大願成就の可能性を感じる。

△スワーヴリチャードは皐月賞が後方からあえて大外へ出しての直線一気。結果届かずの6着だったが、目立つ脚は使っており明らかにダービーを意識した競馬だった。共同通信杯を快勝した内容からも府中コースは適性が高く、一瞬の決め手があり今回は前進が期待できる。当然連対圏内と見る。

注ダンビュライトは勝ち切れない競馬が続いていまだ1勝馬の身だが、皐月賞は速い流れを自ら仕掛けて勝ちに行っての3着。相手なりになってしまうタイプのため少し追い詰めた強気の攻め方をしないと真価を発揮できないタイプと見え、今回もこの枠順を生かしての積極策なら連対圏だ。

×アルアイン

×ペルシアンナイト

×ダイワキャグニー

今年は藤澤和雄・音無という東西の「馬の才能のために我慢できる調教師」が主役を送り込んできた。これまでのやり方を変えて皐月賞を叩き台とした藤澤和師、逆に藤澤師のお株を奪う青葉賞制覇からダービーに駒を進めてきた音無師。今日は馬券はほどほどにして、楽しむことにします。

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