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本当の森友学園問題って教育の戦前回帰って話だよね

これだけ森友学園の教育内容が公になり、総理大臣を初めとする少なくない数の与党議員が共感している表明した事に対し、教育の戦前回帰のおそれを指摘する声が少ない。

しかも、保育園にも国家国旗の押しつけが始まり、道徳の教科書は「国や郷土を愛する態度」などと誰も判断できない基準で検定され、安全保障や領土の記載などで政府見解を記載するように指導され、武道には旧日本軍を連想させる銃剣道が入り、天皇崇拝を押しつけた教育勅語を教材として使って良いという閣議決定をされるなど、常軌を逸した教育内容に変わろうとしている事に関して、危機感を持たない人が多いように感じられる。

ここで踏みとどまらないと、70年前の戦前の思想教育の再来になってしまう。

考えて欲しい。

一昨年の安保法制の国会論議の際は、多くの人が安保法制は憲法違反だと考え、多くの人が反対の声を上げた。

それは、憲法には平和主義が掲げられていることを知っており、自衛隊は自国の防衛のためのみ存在しており、他国のための戦争に手を貸すことは平和主義を捨てることになると分かっていたから。

しかし、これから教育を受ける子どもたちはどうなるのだろうか。

国を愛せよと教えられ、安保法制は正しいと教科書で学び、自衛隊が他国支援のために派遣されることが当たり前の世の中で暮らすのだ。

その子どもたちが、自衛隊の海外派遣に違和感を持つことができるだろうか。反対の声を上げることが出来るだろうか。

むしろ国のために進んで命を投げ出すようになりかねない。

学校教育は、子どもの社会生活上必要な知識を学び、また人格発展のために行われるのである。政府の広報機関や思想統制機関ではないという当たり前のことを思いだそう。

今の教育に必要な事は、国を愛することではなく、人権を理解し、個人としての尊厳を学ぶための世界人権宣言であり、子どもの権利条約である。

グローバル化と言われて久しいが、日本では経済のみの文脈で語られ、人権についてグローバル化が語られることはほとんどない。

まず世界人権宣言があり、法的拘束力を持った国際人権規約があり、また人種差別撤廃条約子どもの権利条約などの個別の人権条約がある。日本はいずれも批准しているのであるから、日本もこれらの基準にあわせた国作りをする必要がある。

しかし、今の日本は、これらの条約の精神を無視することが多く、また国際基準が存在することすら知らない人が多いのが現状である。

教育を通じて、世界人権宣言などを学ぶことで、一人一人が、平和主義を当然の前提として、労働、表現行為、差別、教育、民主主義などについて適切に理解し、自らの尊厳を確立し、また、世の中を人権というフィルターを通して見ることができる人間になれるのだ。

そして、もちろん大人も世界人権宣言や子どもの権利条約、それから国際人権規約がどういうものかを知る必要がある。

教育は、子どもたちのみの問題ではない。

人は、いくつになったも、学んでいくものであるから。

などと、つらつら書いてきたが、もちろん自分は偉そうに提言できるような人間ではない。

まだまだ勉強不足であり、今後多くを学ぶ必要がある。

それでも、共に学ぶ人を一人でも増やしていく必要があると考えている。

そこで、地元で、世界人権宣言と現在の教育の状況を絡めた勉強会のようなものが出来ないかと思案してるところである。

現来怠け者であり、また口先だけで、行動が伴わない嫌いがあるので、ここで述べておこう。

未来を悲観的に考える必要がなく、のほほんと暮らしていける世の中になると良いなぁ