お世話になりました。

所属した会社とフリーになってから発注元になった会社を通して、なんだかんだと10年くらい仕事をさせていただいた。手がけたアイテムの数だけで言えば俺のキャリア中でもおそらくナンバーワンだろう。瞬間瞬間にはぶん殴ってやろうか?と思った担当者もいたが、トータルで見れば概ね良い思い出しか残っていない。

当時既に偉かった人の多くは定年で退社しているし、それより若いやつらも自主的に転職したり人員整理にあったりというのが人づてに伝わってきている。

本社に足を運ぶときは、どっちかといえば「めんどくさい」とか「気が重い」ときが多かったのかして建物自体にはそれほど愛着や哀惜の念を感じないのだが、あたりまえのようにあの場所にあって「無いこと」など想像できなかったアレがなくなると思うと、どうしても頭の中にはボブ・ディラン中島みゆきの唄が流れ始める。

社名やあの赤いロゴ、それをつけた商品の一切がなくなるという話は今のところ聞いていない(だよね?)。

いつかまた世間をあっと言わせたり、世間にアホやこいつらと呆れられるような「目の付けどころが半音調子っぱずれ」なアイデアで、俺たちを楽しませてくれる日を願っている。

■解体工事中のシャープ旧本社ビル 大看板に足場迫り多くの見物人

(THE PAGE - 04月01日 18:42)