本当の友だち

 前回、目の病気の顛末を書いたら、Kさんが遠くからお見舞いをもって来てくれました。

 もう5年も前の話なのに、です。

 もっと精進して、恥ずかしく無い絵を描かなければと心が熱くなりました。

Hさんから、「なぜ鉛筆で新聞紙にモノトーンの絵を描いているのですか?」と聞かれたので「お金が無くて、画用紙も買えなくて」と冗談を言ったら、ご自分が使われている色鉛筆を「これを使って、色鮮やかな絵を描いてください、戎本さんの色の付いた絵を見たいから」と、持って来てくれました。

そんな訳で、早速その色鉛筆で絵を描き始めています。

他にも、絵のお客様を紹介してくれるIさんや、季節の行事ごとに手作りのちらし寿司やぼた餅など届けてくれるHさんUさん、お餅つきに誘ってくれるNさん、作品展には欠かさず来て頂ける心優しい人たちに囲まれて、私はどれだけ幸せなのだろうと、感謝してもしきれない気持ちになります。

友だちと呼ばせていただくには恐れ多い、人生の大先輩や恩人たちなのだけれど、本当にありがたいことだと感謝しています。

友だちというのは、一緒にお茶やお酒を飲んでおしゃべりしたり、絵を描いたりテニスをしたりの趣味が同じだとかではなく、「どれだけその人のために犠牲を払えるか」、ということではないでしょうか。

私は本当の友だちに恵まれています。

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