ギュンター ヴァント 再評価を

教訓にして、デイヴィッド ジンマンも聴き直した。

ベートーヴェンが楽譜に指示した速さは相当なもの

だと聞いたからでもある。 ロマン派の時代を経て

演奏スタイルが変化、支持された速度を大きく逸脱

いているとの指摘もなされていたのに驚いたのだ。

結果は、シャープな音像、そこそこのアンサンブル

、メリハリが大きく、ベームに近いスタイルだが、

トーンハレの底力なのか、音楽にはなっていた。

ベートーヴェン SY1〜9番が、愉しめるのは嬉し

い。 イッセルシュテットハイティンク、ザンデ

ルリング、デイヴィス、クーベリック、ジンマン、

チェリビダッケ(1番は欠けている)の7種類から

気分で選べることにっ。

レニー、ショルティ、セル に出番はない。 ブル

ックナー、ブラームスで素晴らしいギュンター ヴ

ァントでも集めてみたいとは思う。

ぶっちぎりで素晴らしいザンデルリング、毅然とした

佇まいのデイヴィス SKD、構えの大きいハイティン

クだが、ベート−ヴェンの思い描いた音楽ではないと

知り、表現の一つではあっても、素晴らしいもので魅

力が加わったとだけの感想では済まなくなっていて、

微妙な心もちにっ… そんななか、楽譜の指示を守っ

ているジンマンの強さに敬意を払いたい。